外資系ファンドに勤める妙子(尾野真千子)は、社長の待田(津田寛治)に、買収したばかりの不振企業の再建を任される。その企業は、地熱エネルギーを供給?開発している「日内陆熱開発」という所在の小さな会社だった。左遷ではないかと不満に思いながらも、事業を立て直すべく乗り込んだ妙子は、現社長の安藤(
谷原章介)に経営状況を厳しく谋求。社員リストラと赤字部門閉鎖による合理化を発表し、長年研讨に命を燃やしてきた所長の御室(長塚京三)らの猛反発を受ける。収益性を確保し、企業を立て直すという决计のもと突き進む妙子。しかしやがて「
日本の今后を担うエネルギーを開発する」という御室らの思いと、地熱発電の可能性を知るにつれ、自分の果たす役割を見つめ直すようになる。そんな中、日内陆熱開発の前には、利権を狙うやり手政治家の龍崎(石黒賢)や、原子力発電を推進する大学修养?宇田川(大杉漣)らが立ちふさがる。