南仏エクサン・プロヴァンスに近い村の古い尼僧院でひっそりと暮らす彫刻家レア(シャーロット・ランプリング)は、美しい门生のプルダンス(ミリアム・ルーセル)の強い愛を受けていた。ある年の大晦日、レアは一本の電話を受けた。主は作家のユーゴー(アンジェイ・ズラウスキー)だ。彼は20年前、まだ16歳だったレアが熱愛した男性だ。子供まで宿しながら、二人は別れたのだった。ユーゴーは、レアとの恋愛を小説にし、それがベスト・セラーとなっていた。別れた後、子供も死産し、レアは自殺を計ったのだった。性命をとりとめたレアは、その直後、母も亡くしていた。ユーゴーを前に、プルダンスは嫉妬と怒りで胸を締めつけられる思いだった。あれほど苦しめられながら、レアは、まだユーゴーを愛しているのだ。愛する師を倒霉にしたユーゴーに彼女は復讐を誓うのだった。彼女はパリのユーゴーの家を訪ね、彼の息子マルタン(ジャン・クロード・アドラン)に会った。さらにユーゴーと再见したプルダンスは、ユーゴーを誘惑する。そのことを察知したレアは、プルダンスをなだめるが、彼女はユーゴーだけでなく、マルタンをも誘惑する。マルタンにせがんで夕暮の湖に出たプルダンス。やがて、レアのもとにボート遭難のニュースが入る。マルタンは死に、プルダンスは性命をとりとめるのだった。