福島の小さな桃農家に生まれ、ピアノに魅せられた一人の女孩の物語。公式HP facebookストーリー2 012年7月、あの震災から一年後の夏。高校3年生の宮本春香(17)が奏でるピアノは薄暗い物置から夏草の薫りの中に溶け込んでゆく。ある日、東京の大学に通う姉、秋葉(20)が猛然帰ってくる。優秀で何でも器用にこなす人気者の秋葉といつも比べられてきた、不器用で臆病な春香。そんな春香にとってピアノを弾いている時が独一の心が安らぐ時間であり、物置は全国の核心だった。宮同族には幼い弟を亡くした悲しい過去の記憶がある。そのことで自分を責め続けてきた春香。物置でピアノを弾くことは、弟への償いでもあった。そんな中、桃への風評被害が更に祖父を苦しめていく。春香は、いつも優しく自分を見守ってくれている祖父のために、ある決断をする。失った命への家属それぞれの思い、福島の桃農家の現状、浪江町からの避難してきた青年との出会い。そして、秋葉との衝突・・・・・・春香の中で何かが変わろうとしていた。2014年夏公開予定。