「舟を編む」が数々の映画賞を受賞し、アカデミー本国語映画賞
日本代表作品にも選出された石井裕也監督が、母親の病気をきっかけに、さまざまな問題に直面した家属が、再びひとつになっていく姿を描いた。ごく平庸な一家の母?玲子は物忘れがひどくなり、医院で検査を受けると、末期の脳腫瘍で余命1週間と声称される。玲子は家属がバラバラになることを恐れながらも認知症のようになり、家属にひた隠しにしてきた本音を透露。骤然訪れた事態に父は取り乱し、社会人の長男は言葉をなくし、大学生の次男は僻静を装おうとする。残された男3人はさまざまな問題と向き合いながら、最後の「悪あがき」を決意する。長男の浩介に妻夫木聡、その弟?俊平に池松壮亮。両親を原田美枝子、長塚京三が演じた。原作は早見和真の同名小説。